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やる気コントロール 4つのモチベーションタイプの活かし方

仕事術

あー、今日はやる気が出ない…そんな日もありますよね。仕事柄、モチベーションをどうコントロールするかということは常日頃考えています。今日は、そんなモチベーションコントロールのお話をします。自分自身のやる気を起こさせるときもそうですが、お子様にやる気を出させたい、部下にやる気を持たせたいというときにもうまく使うとコントロールができます。

モチベーションの種類

まずは、モチベーションの種類について考えましょう。よく、外発的動機付けとか、内発的動機付けとか言われたりしますが、私は、モチベーションには以下の4種類があると考えます。

テンション

外発的モチベーション

自分に向けた内発的モチベーション

他者へ向けた内発的モチベーション

それぞれ、メリットデメリットがあります。モノによっては、自分自身でコントロールが可能です。それぞれの特性を理解し、うまく利用することで、やる気のないときにやる気を起こさせることができます。

① テンション

例えば、テスト前の週末に友だちと図書館に行って開館から閉館まで勉強するとか、家でははかどらないからカフェで作業しようとか、部屋を片付けてから勉強しようとか。これらは「テンション」というモチベーションです。テンションは場を変える、気分があがる音楽を聴くなど、どんな時でも簡単にできることが最大のメリットですが、持続しないというデメリットもあります。テンションは短距離のようなもので、一瞬のモチベーションを上げることができますが、持続することは困難です。それでも1日のモチベーションを保つのには効果的です。

② 外発的モチベーション

外発的モチベーションは、目標達成後に得られるご褒美や報酬によってモチベーションを高めるものです。例えば、テストの点数が上がったらご褒美がもらえる、仕事で成功すれば給料が上がるなど。外発的モチベーションは中期のミッションでもモチベーションを維持しやすいメリットがありますが、ミッションと報酬のバランスが取れていないと逆効果になることもあります。達成可能なミッションに対して、適切な報酬を設定することが重要です。このモチベーションは自分でも管理でき、長期的な持続は難しいですが、中期的な目標には適しています。

③ 自分に向けた内発的モチベーション

自分に向けた内発的モチベーションは、自分がどうなりたいかという自分の想いから発するモチベーションです。例えば、「海賊王になる」「金持ちになってモテたい」「有名人になりたい」など。このモチベーションは自分から発されて自分に戻ってくるのが特徴で、持続しやすい一方で、自分がなりたい未来像を持つこと自体が困難な場合もあります。他者からのアプローチでは難しく、自己分析や自己啓発を通して自分自身で獲得する必要があります。

④ 他者に向けた内発的モチベーション

このモチベーションはもはやモチベーションではなく、”使命”です。自分がこの世に生まれたきた意味を見いだしている状態で、他者に向けて全力投球できる状態です。例えば、「この子を幸せにする」「将来野球選手になって、お世話になった人を試合に呼びたい」「世界から●●という病気をなくしたい」など。他者に向けた内発的モチベーションはずっと続くメリットがありますが、その状態に至る人は少ないというデメリットがあります。

コントロールが大切

ここで、重要なのは、短期的なやる気はコントロールできるということです。例えば、「今日1日やる気を出さねばならない」ならば、「テンション」で乗り切ってしまえばいいのです。また、「1ヶ月以内程度のやる気が必要な場合」は「これが終わったら・・・」という自分へのご褒美を設定し、乗り切ってしまえばいいのです。これがモチベーションのコントロールです。しかし、ここで自覚しなければならないのは、それらは一時的なモチベーションに過ぎないということです。仕事や勉強を続けるためには、「なぜそれをやっているのか」という自分なりの答えを持つことが重要です。それをしたら自分がどう慣れるのか、これをすると誰が幸せになるのか、を考える習慣をもちましょう。すると自分の中に漠然と内発的モチベーションの種が芽生えはじめます。それをじっくりじっくり育てていきましょう。

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